「かっこいいロールプレイをしたいのに、うまく言葉が出てこない」、「ロールプレイするのが恥ずかしい」、「うまくシナリオに絡めない」
TRPGをやっていて、ロールプレイに悩んだ経験のある方は多いのではないでしょうか?中には、ロールプレイに苦手意識のある方もいると思います。
ですが、ロールプレイはTRPGの醍醐味です。ロールプレイが上達すれば、今まで以上にTRPGを楽しめます。
本記事では、初心者の方に向けて、実際に私が遊ぶ際に意識しているロールプレイのコツを紹介していきます。今回紹介するコツを使って一緒にTRPGを楽しみましょう!
- ロールプレイで大切なのは、「相手に正しく伝えること」
- ロールプレイのコツ1:第三者視点で話す
- ロールプレイのコツ2:事前にキャラクターの設定を練っておく
- ロールプレイのコツ3:好きな本や小説を参考にする
- ロールプレイのコツ4:他の人に相談する
良いロールプレイとは:大切なのは”伝える”こと

初めに知って欲しいこととして、ロールプレイは、役者さんや声優さんの演技とは違います。
舞台やアニメと違い、TRPGに”絵”はありません。情景は全て各々のプレイヤーの想像の中です。
舞台やアニメならば景色や表情から察せることも、TRPGでは描写しなければ伝わりません。
そのため、TRPGで一番大切なのは”伝える事”です。
どんな熱をこめたセリフでも、相手に伝わらなければ魅力は半減です。
TRPGにおける良いロールプレイとは「相手に正しく自分の意図を伝えられるロールプレイ」です。
以下のシーンを考えてみます。

このシーンで、女の子が「待って」と言いました。”絵”があれば、「男の子に言っている」、「裾を引っ張っている」、「お互いに少し照れている」など多くの情報が得られます。
ですが、TRPGでは「待って」だけでは何も伝わりません。
『女の子は、男の子の袖を掴みながら小声で「待って」とつぶやきます。声は緊張で震えており、よく見ると頬も少し赤くなっています。』と説明して、初めて相手にも伝わります。
ロールプレイのコツ4選

ロールプレイのコツ4選
- 第三者視点で話す
- 事前にキャラクターの設定を深堀しておく
- 好きな本や小説を参考にする
- 他の人に相談する
第三者視点で話す
TRPGのロールプレイといえば、「キャラクターになりきる」というイメージの方も多いと思います。
ですが、ロールプレイはそれだけではありません。
「〇〇と言います」、「〇〇と感じています」、「その話を聞いて笑います」などの第三者視点での発言も、立派なロールプレイです。
大切なのは、自分の頭の中の情景を相手に正しく伝えることです。
第三者視点での発言は簡単にキャラクターの様子を伝えることが出来るため、初心者の方にもおすすめです。
事前にキャラクターの設定を深掘りしておく
ロールプレイが苦手な方の中には、なかなかキャラクターの行動が思い浮かばないという方もいると思います。
そんな方は、キャラクター設定の深掘りがおすすめです。あらかじめキャラクターの詳細を考えておくことで、とっさの場面でもキャラクターの行動がイメージしやすくなります。
キャラクターの設定を練る際に考えておくこと
- 性格や口癖
- 長所や短所
- 大切な物や好きな物、嫌いな物
- 過去にどんな経験をしてきたか
- 今の目的や将来の目標
キャラメイクの方法については、「キャラメイクのコツ3選」も参考にしてください。
アニメや小説を参考にする
第三者目線での説明もいいけど、かっこいいセリフも言ってみたいという方は、アニメや小説を参考にするのがおすすめです。
アニメや小説の中で、お気に入りのシーンや大好きなセリフがある方も多いと思います。
理想のシーン・セリフに出会った際は、心のメモ帳に保存しておきましょう。

とっさの場面でうまくセリフが決まった時の快感は最高です。
他の人に相談する
「やってみたいことがあるけど、どうすれば良いかわからない。」、「そもそも何をすればよいかわからない。」
そんな時は、GMや他のPLに相談するのも一つの手です。
「ここで格好良いこと言いたいんだけど、良いアイデアない?」「こんなことしたいんだけど、どうすれば良いかな?」と聞けば、他の参加者も一緒に考えてくれるはずです。
TRPGは一人で遊んでいるわけではありません。時には仲間の手を借りて、セッションもよりよいものにしていきましょう。
ロールプレイにおけるNG行動3選
ロールプレイをする際には以下の3点に注意しましょう。
ロールプレイで気をつける事
- 話さなければ何も伝わらない
- ロールプレイを盾にゴリ押ししない
- 他の人のロールプレイを非難しない
ロールプレイ以外の注意点については、「TRPGで気を付けること」も参考にして下さい。
話さなければ何も伝わらない
当たり前ですが、TRPGでは話さなければ何も伝わりません。
セッション中に一人だけ話していない人がいると、GMや他のPLも「楽しめてないのかな?」と不安になってしまいます。
緊張する場合は、他のキャラクターのセリフに反応するだけでも十分です。楽しめていると伝えるためにも、ロールプレイには積極的に関わっていきしましょう。
ロールプレイを盾にゴリ押ししない
中には、「このキャラはこういうキャラだから」などと理由を付けて、自分の要望を押し通そうとするプレイヤーもいます。
確かにキャラクターの背景からくるロールプレイは大切です。
ですが、TRPGで最も大切なのはみんなが楽しむことです。ロールプレイが無理を押し通すための道具にならないように気を付けましょう。



現実でも空気を読んで折れることがあると思います。
それと一緒。
他の人のロールプレイを非難しない
単純に空気が悪くなります。言った本人にとっては何気ない言葉だったとしても、言われた側は気になっててロールプレイが楽しめなくなってしまうかもしれません。
ロールプレイを褒めるのは大歓迎ですが、非難や指摘は少なくともシナリオ中は控えましょう。どうしても気になった事があった場合は、シナリオ後にこっそりと。
まとめ


本記事では、初心者の方に向けて、実際に私が遊ぶ際に意識しているロールプレイのコツを紹介してきました。
中には、ロールプレイに苦手意識を持っている方もいると思いますが、ロールプレイはTRPGの醍醐味です。ロールプレイが出来れば、今まで以上にTRPGを楽しめます。
みなさんも、本記事で紹介したコツを使って一緒にTRPGを楽しみましょう!
- ロールプレイで大切なのは、「相手に正しく伝えること」
- ロールプレイのコツ1:第三者視点で話す
- ロールプレイのコツ2:事前にキャラクターの設定を練っておく
- ロールプレイのコツ3:好きな本や小説を参考にする
- ロールプレイのコツ4:他の人に相談する


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