「かっこいいロールプレイをしたいのに、うまく言葉が出てこない」、「ロールプレイするのが恥ずかしい」、「うまくシナリオに絡めない」
TRPGをやっていて、ロールプレイに悩んだ経験のある方は多いと思います。中には、ロールプレイに苦手意識のある方もいるかと思います。
ですが、ロールプレイはTRPGの醍醐味です。ロールプレイがうまく行けば、今まで以上にTRPGが楽しくなります。
本記事ではTRPG歴10年の管理人が、普段遊ぶ際に意識しているロールプレイのコツを紹介していきます。今回紹介するコツを参考に一緒にTRPGを楽しみましょう!
- ロールプレイで大切なのは、「相手に正しく伝えること」
- ロールプレイのコツ1:第三者視点で話す
- ロールプレイのコツ2:事前にキャラクターの設定を練っておく
- ロールプレイのコツ3:好きな本や小説を参考にする
- ロールプレイのコツ4:他の人に相談する
良いロールプレイとは:大切なのは”伝える”こと
初めに知って欲しいこととして、ロールプレイは演技ではありません。
役者さんや声優さんの”演技”で重要なのは、感情表現です。一方”ロールプレイ”で大切なのは、“正しく伝える事”です。
TRPGと舞台・アニメの最大の違いは”絵”です。TRPGに”絵”はありません。情景は全て各々のプレイヤーの想像の中です。
舞台やアニメならば景色や表情から察せることも、TRPGでは描写しなければ伝わりません。そのため、現状を正しく伝える事が重要となるのです。
どんな熱をこめたセリフでも、相手に伝わらなければ魅力は半減です。
TRPGにおける良いロールプレイとは「相手に正しく自分の意図を伝えられるロールプレイ」です。
以下のシーンを考えてみます。
このシーンで、女の子が「待って」と言いました。”絵”があれば、「男の子に言っている」、「裾を引っ張っている」、「お互いに少し照れている」など多くの情報が得られます。
ですが、TRPGでは「待って」だけでは何も伝わりません。
『女の子は、男の子の袖を掴みながら小声で「待って」とつぶやきます。声は緊張で震えており、よく見ると頬も少し赤くなっています。』と説明して、初めて相手にも伝わります。
ロールプレイのコツ4選
ロールプレイのコツ4選
- 第三者視点で話す
- 事前にキャラクターの設定を深堀しておく
- 好きな本や小説を参考にする
- 他の人に相談する
第三者視点で話す
TRPGのロールプレイといえば、「キャラクターになりきる」というイメージの方も多いと思います。
ですが、ロールプレイはそれだけではありません。
「〇〇と言います」、「〇〇と感じています」、「その話を聞いて笑います」などの第三者視点での発言も、立派なロールプレイです。
大切なのは、自分の頭の中の情景を相手に正しく伝えることです。
第三者視点での発言は、周囲の状況やPCの様子を簡単・正確に相手に伝えることが出来ます。ロールプレイに悩んだら、まずは本手法を試してください。
事前にキャラクターの設定を深掘りしておく
ロールプレイが苦手な方の中には、なかなかキャラクターの行動が思い浮かばないという方もいると思います。
そんな方には、キャラクター設定の深掘りがおすすめです。あらかじめキャラクターの詳細を考えておくことで、とっさの場面でもキャラクターの行動がイメージしやすくなります。
キャラクターの設定を練る際に考えておくこと
- 性格や口癖
- 長所や短所
- 大切な物や好きな物、嫌いな物
- 過去にどんな経験をしてきたか
- 今の目的や将来の目標
キャラメイクの方法については、「キャラメイクのコツ3選」も参考にしてください。
アニメや小説を参考にする
第三者目線での説明もいいけど、かっこいいセリフも言ってみたいという方は、アニメや小説をパクリ参考にしましょう。
アニメや小説で理想のシーン・セリフに出会った際に心のメモ帳に保存しておき、ここぞという場面で使っちゃいましょう。
とっさの場面でうまくセリフが決まった時の快感は最高です。
他の人に相談する
「やってみたいことがあるけど、どうすれば良いかわからない。」、「そもそも何をすればよいかわからない。」
そんな時は、GMや他のPLに相談するのも一つの手です。
「なんか格好良いこと言いたいんだけど、良いアイデアない?」「こんなことしたいんだけど、どうすれば良いかな?」と聞けば、他の参加者も一緒に考えてくれるはずです。
TRPGは一人で遊んでいるわけではありません。時には仲間の手を借りて、セッションをより良いものにしていきましょう。
ロールプレイにおけるNG行動3選
ロールプレイで気をつける事
- 話さなければ何も伝わらない
- ロールプレイを盾にゴリ押ししない
- 他の人のロールプレイを非難しない
ロールプレイ以外の注意点については、「TRPGで気を付けること」も参考にして下さい。
話さなければ何も伝わらない
当たり前ですが、TRPGでは話さなければ何も伝わりません。
セッション中に一人だけ話していない人がいると、GMや他のPLも「楽しめてないかな?」と不安になってしまいます。
緊張する場合は、他のキャラクターのセリフに反応するだけでも十分です。楽しめていると伝えるためにも、ロールプレイにはどんどん関わっていきしましょう。
ロールプレイを盾にゴリ押ししない
TRPGプレイヤーの中には、「このキャラはこういうキャラだから」などと理由を付けて、自分のワガママを押し通そうとする人もいます。
確かにキャラクターになりきったロールプレイは大切です。
ですが、TRPGで最も大切なのはみんなが楽しむことです。ロールプレイがワガママを押し通す道具にならないように気を付けましょう。
特殊なことをやる場合は、事前に相談してから!
他の人のロールプレイを非難しない
単純に空気が悪くなります。言った本人にとっては何気ない言葉だったとしても、言われた側は気になっててロールプレイが楽しめなくなってしまうかもしれません。
ロールプレイを褒めるのは大歓迎ですが、非難や指摘は少なくともシナリオ中は控えましょう。
どうしても気になった際は、シナリオ後にこっそりと。
まとめ
本記事では、管理人が普段遊ぶ際に意識しているロールプレイのコツを紹介してきました。
中には、ロールプレイに苦手意識を持っている方もいると思います。ですが、ロールプレイはTRPGの醍醐味です。ロールプレイがうまく行けば、今まで以上にTRPGが楽しくなります。
みなさんも、本記事で紹介したコツを参考に一緒にTRPGを楽しみましょう!
- ロールプレイで大切なのは、「相手に正しく伝えること」
- ロールプレイのコツ1:第三者視点で話す
- ロールプレイのコツ2:事前にキャラクターの設定を練っておく
- ロールプレイのコツ3:好きな本や小説を参考にする
- ロールプレイのコツ4:他の人に相談する
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