TRPGのGMをやることになったんんだけど、シナリオどうしよう?
そんな風に悩んでいる方もいると思います。
GMをする際のシナリオは、ネットや公式ルルブに掲載されている公開シナリオを使う方法と、1から自分で作成する自作シナリオを使う方法の2種類があります。
公開シナリオ、自作シナリオにはそれぞれ利点と欠点があり、一概にどちらが良いと言えるものではありません。
本記事では、自作シナリオ・公開シナリオの特徴やそれぞれどんな人に向いているかを解説していきます。それぞれの特徴を踏まえて、自分にあった方法を選ぶ際の参考にしてください。
こんな方におすすめ
- 公開シナリオと自作シナリオの違いについて知りたい方
- 公開シナリオと自作シナリオのどちらにしようか悩んでいる方
- 公開シナリオの探し方や自作シナリオの作り方を知りたい方
公開シナリオと自作シナリオの特徴を比較
今度TRPGのGMをやるんだけど、シナリオどうしよう?
公開シナリオと自作シナリオって、どっちが良いの?
それなら、今回は公開シナリオと自作シナリオについて解説していくね。
それぞれの特徴を聞いて自分にあったものを選ぶといいよ
TRPGのシナリオは、GMをする際のシナリオは、ネットや公式ルルブに掲載されている公開シナリオを使う方法と、1から自分で作成する自作シナリオを使う方法の2種類があります。
公開シナリオ、自作シナリオにはそれぞれ利点と欠点があり、好みやプレイ環境によってもおすすめは変わってきます。
それぞれの特徴・おすすめする人は以下のとおりです。
公開シナリオ | 自作シナリオ | |
長所 | 準備が楽 リプレイなどで流れが把握が出来る | 好きなことが出来る PLがプレイ済の心配がない |
短所 | 有名シナリオは知っている人が多い 好みやプレイ環境にあったシナリオを探すのが大変 マイナーシステムは公開シナリオが少ない | 準備が大変 |
おすすめする人 | 初心者GM 準備の時間を短縮したい人 遊んでみたいシナリオがある方 | TRPG・システムにある程度慣れてきた方 準備の時間が取れる人 特殊なプレイ環境・趣味の方 |
公開シナリオを探したい方:「無料で探せるおすすめシナリオサイト4選」
公開シナリオを回したい方:「公開シナリオの読み方」
自作シナリオに興味のある方:「初めての自作シナリオ」
公開シナリオの特徴
公開シナリオのメリット
- 準備が圧倒的に楽
- 有名シナリオならば、リプレイなどで流れが把握が出来る
- 誰が読んでも回せるように作られているため、初めてでも回しやすい
公開シナリオの利点はなんといっても準備が楽な点です。
シナリオを自作する場合、シナリオの作成に加えて、NPCの立ち絵や背景の準備なども行わなければなりません。
一方で公開シナリオの中には、オンラインセッション用の立ち絵や背景などが全て揃っっているものもあります。
時間が短縮できるといっても、シナリオの準備時間が完全に0になるわけではありません。
シナリオの読み込みなどは、しっかりと時間を掛けて準備しましょう。(「公開シナリオの読み方」はこちら)
公開シナリオのデメリット
- 好みやプレイ環境にあったシナリオを探すのが大変
- マイナーシステムは公開シナリオが少ない
- 有名シナリオは既に知っている人が多い
- 一度読んだシナリオはPLとして参加できない
公開シナリオの最大の欠点は、自分たちの好みやプレイ環境にあったものを見つけるのが大変なことです。
ネット上にはたくさんのシナリオがありますが、その中で本当に自分好みのシナリオを探すのは簡単ではありません。
準備が楽だから公開シナリオを探していたはずなのに、気がついたらシナリオ探しだけで何時間も経っていたという方もいるのではないでしょうか。
管理人はいつも遊んでいるメンバーが4人(3人+管理人)なのでシナリオ探しが大変…
大抵のシナリオが1~2 or 4人用で、3人用のシナリオが少ない…
公開シナリオをおすすめする人:初心者GM
- 初心者GM
- 準備の時間を短縮したい人
- 遊んでみたいシナリオがある方
TRPGのGMに慣れていない方や、準備の時間があまり取れない方には公開シナリオがおすすめです。
公開シナリオは、誰が読んでも回せるように作られているため、自作する場合に比べてGM難易度は低めです。
特に、ルルブ付属のシナリオは、初めて遊ぶ方向けに作られているため、初GMの方やGM経験が少ない方もでも安心して遊ぶことができます。
また、GMの仕事はシナリオの準備だけではありません。日程調整や場所の確保などもGMの大切な仕事です。公開シナリオの場合、シナリオ準備以外に時間を回せるので、比較的余裕を持って準備を行うことができます。
GMをやる際の流れについては、「初GMを成功させるために」も参考にしてください。
公開シナリオの探し方
公開シナリオを探す際におすすめなのが、TALTOやscenarchなどのシナリオサイトです。
これらのサイトは、多くのシナリオが掲載されていることに加え、人数やカテゴリーによる検索も行えます。絞り込機能も優秀なので、シナリオ探しもはかどります。
おすすめのシナリオサイト
詳しくは「無料で探せるおすすめシナリオサイト」も参考にしてください。
自作シナリオの特徴
自作シナリオのメリット
- 自分の好きなことが出来る
- シナリオについて深く理解しているため、アドリブがきく
- 一緒に遊ぶ相手に合わせてシナリオを柔軟に変えられる
- 通過済みが無いので、誰でも参加してもらえる
自作シナリオの最大のメリットは、自分の”好き”が出来ることです。自分の趣味を詰め込んだ、自分のためのシナリオで遊べるので、より楽しむことが出来ます。
自作シナリオのデメリット
- イベント作成や立ち絵・背景の準備など、準備することが多い
- バランス調整が難しい
- アイデアが浮かばないと、かなりの時間がかかる
自作シナリオの最大のデメリットは時間です。自作シナリオの場合、アイデア出しからイベント作成・難易度調整まで全て自分で行います。
時にはアイデアが浮かばず行き詰まってしまうこともあります。内容にもよりますが、数日〜1週間程度は覚悟しておきましょう。
自作シナリオをおすすめする人:全てのTRPGプレイヤー
- TRPG・システムにある程度慣れてきた方
- 準備の時間が取れる人
- 特殊なプレイ環境・趣味の方
TRPGにある程度慣れてきた方や準備の時間が取れる方、特殊なプレイ環境・趣味の方はぜひ一度自作シナリオに挑戦してみてください。
自作シナリオならば、プレイ環境・ジャンルは自由自在です。加えて、自分で作ったシナリオならば、思い入れも人一倍です。
きっと普段以上に思い出深いセッションになることでしょう。
自作シナリオの作り方
「自作シナリオって難しいんじゃない?」そんな風に思うかもしれませんが、基本さえおさえればシナリオ作成は誰でも可能です。
自作シナリオの作り方
- やりたいことを決める
- 必要な要素を考える
- 起承転結を設定する
- アイデア出し、肉付け
- 細部をつめる
詳しくは、「自作シナリオの作り方」を参考にしてください。
まとめ
本記事では、自作シナリオ・公開シナリオの特徴や向いている人について解説してきました。それぞれの特徴は以下のとおりです。
公開シナリオ | 自作シナリオ | |
長所 | 準備が楽 リプレイなどで流れが把握が出来る | 好きなことが出来る PLがプレイ済の心配がない |
短所 | 有名シナリオは知っている人が多い 好みやプレイ環境にあったシナリオを探すのが大変 マイナーシステムは公開シナリオが少ない | 準備が大変 |
おすすめする人 | 初心者GM 準備の時間を短縮したい人 遊んでみたいシナリオがある方 | TRPG・システムにある程度慣れてきた方 準備の時間が取れる人 特殊なプレイ環境・趣味の方 |
公開シナリオ、自作シナリオにはそれぞれ利点と欠点があり、一概にどちらが良いと言えるものではありません。それぞれの特徴を踏まえて、自分にあった方法を選ぶ際の参考にしてください。
個人的にはぜひ自作シナリオに挑戦してみてほしいです。
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