「TRPGをやりたいけど、近くに一緒に遊べる友達がいない」、「遠く離れた友達とTRPGを遊んでみたい」
そんな方には、オンラインセッション(オンセ)がおすすめです。オンセならば距離や場所を気にせず、友達やネットで会った人と遊ぶことが出来ます。
ですが、いきなりオンセと言っても、不安でわからないことも多いと思います。
そこで本記事では、オンセの特徴や当日までの流れ・必要なものについて解説していきます。
オンセが出来れば、今まで以上にたくさんTRPGで遊べるようになります。本記事でオンセについて学んで、一緒にTRPG沼へはまっていきましょう。
こんな方におすすめ
- 遠くの友達とTRPGを遊びたい方
- ネット上の募集に参加しようと考えている方
- オンセの方法を知りたい方
オンセの特徴 オンセの種類とオフラインで遊ぶ場合との比較
TRPGの遊び方は、大きく分けて2つです。
「仲間内で実際に集まって遊ぶ方法(オフセ)」と「ネット環境を利用してオンラインで遊ぶ方法(オンセ)」です。
TRPGと聞くとオフセをイメージする人が多いと思いますが、オンセにも多くの魅力があります。
オフセの遊び方・始め方:TRPGの始め方
オフセで必要なもの:TRPGに必要なものとあって良かったもの
オンセのメリット
オンセの最大のメリットは、遊ぶ場所が自由になることです。ネット環境さえあれば遠く離れた友達や、ネットで知り合った人とも遊ぶことが出来ます。
また、オンセの場合はログが残るので、後から見返して楽しむことも出来ます。
- ログが残るので、後から見返して楽しめる
- ネット環境さえあれば場所を選ばずいつでも遊べる
- オンラインTRPGサイトを使えば、判定結果を自動で計算してくれる
- ステータスや状態を簡単に変更できるので、状態異常やバフなどの管理が楽
オンセのデメリット
オンセの最大のデメリットは、コミュニケーションです。
オフセの場合は相手の顔を見て話すことが出来ますが、オンセは声やテキストでの会話です。そのため、どうしてもオフセに比べて盛り上がりにくくなってしまいます。
- コミュニケーションがとりにくいため、オフセと比べて盛り上がりにくい
- オンセと比べて1~3倍程度の時間がかかる
- 快適に遊ぶためには、ある程度のPC環境や回線速度が必須
- ルールブックの見せあいが出来ないため、一人一冊ルルブが必要
オンセの種類 テキセ・ボイセ・半テキセ
オンセは遊び方によって、「テキストセッション(テキセ)」、「ボイスセッション(ボイセ)」、「半テキセ/半ボイセ」の3種類に分けられます。
テキセ(テキストセッション)とは
PCのロールプレイやPL間の相談を、全てテキストチャットで行う方法です。
テキセの場合、文字を打つ関係上、オフセの3倍程度の時間がかかるといわれています。
テキセの特徴
- 音が出ないので、深夜でも家族や周囲を気にせず遊べる
- ログが残るので、後から見返して楽しめる
- 文字を打つ分、時間が長くなりがち
- 文字だけでコミュニケーションをとる必要がある
ボイセ(ボイスセッション)とは
PCのロールプレイやPL間の相談を、全てボイスで行う方法です。
比較的オフセに近く、オンセの中ではメジャーな遊び方です。
ボイセの特徴
- 文字を打つ必要が無いので、オフセとほぼ変わらない時間で遊べる
- 声が伝わるので、相手とコミュニケーションがとりやすい
- 家族や周囲に人がいる場合は注意が必要
半テキセ/半ボイセとは
PCのロールプレイはチャット、PL間の相談はボイスで行う方法です。
ボイセとテキセの中間の遊び方になります。
半テキセ/半ボイセの特徴
- ログが残るので、後から見返して楽しめる
- 相談に時間がかからないので、テキセ程時間がかからない
- 声が伝わるので、相手とコミュニケーションがとりやすい
- 家族や周囲に人がいる場合は注意が必要
個人的には、会話ができる+ログが残るので半テキセが一番好きです。
オンセの遊び方① 参加希望
TRPGの募集が活発なサイトとしては、TwitterやTRPG専用SNSオンセンなどが有名です。
まずはこれらのサイトで、興味のあるシナリオに「遊びたいです。」と声をかけてみましょう。最初は緊張するかもしれませんが、相手も参加希望は大歓迎のはずです。
その他のメンバーの探し方については「TRPG仲間の見つけ方5選」も参考にしてください。
知らない人にいきなり声がけするのが怖いという方は、管理人のTwitterまで連絡ください。ぜひ一緒に遊びましょう。
オンセの遊び方② オンセに必要なもの・おすすめサイト
必要な物3選
- ルールブック
- パソコン
- マイク付きイヤホン
ルールブック
オフセの場合は一冊のルルブを回し読むことも可能ですが、オンセの場合見せ合いは出来ません。必ず一人一冊準備しておきましょう。
パソコン
オンセ自体はスマホやタブレットでも遊ぶことは可能です。ですが、TRPG用のサイトやキャラクタシート、ボイチャ用ツールなど、複数のタブやアプリを起動させることを考えると、パソコンの方が圧倒的に便利です。
マイク付きイヤホン
スマホやPC備え付けのマイク・スピーカーを利用する事も出来ますが、周囲への騒音やハウリング(スピーカーの音をマイクで拾う)などの問題があります。
マイク付きヘッドセットがあると相手にも迷惑をかけず、自分も楽に遊ぶことが出来ます。
おすすめサイト3選
- キャラシサイト
- オンラインTRPGサイト:ココフォリア
- ボイスチャット用ツール:ディスコード
キャラシサイト
オンセの場合、みんなが見られるようにキャラシサイトでキャラクターを作成します。
キャラシサイトは特に決まりなどは無いので、自分が使いやすいサイトを選びましょう。私が良く使うのは、キャラクターシート倉庫やキャラクター保管所などです。
キャラシサイトについては、「キャラメイクのコツ3選」で詳しく解説しています。
オンラインTRPGサイト:ココフォリア
オンセの場合、判定はオンラインのTRPGサイトを利用して行います。なかでも一番有名なのが、ココフォリアです。
システム毎のダイスポッド作成や個別会話などが出来るので、多くのシステムが遊べます。
ココフォリアについては、これだけは知っておきたいココフォリアの使い方も参考にしてください。
ボイスチャット用ツール:ディスコード
ボイセや半テキセ/半ボイセの場合、ボイスチャット用のツールも必要です。
私が普段使っているのはディスコードですが、これ以外にもスカイプやなどLINEのグループチャットなども使えます。
オンセの遊び方③ オンセ当日に気をつける事
オンセでは相手の顔が見えないため、オフセとは異なった注意点もあります。オフセ・オンセ共通の注意点については、「TRPGで初心者が気をつけること9選」も参考にしてください。
オンセで気をつける事
- 事前に通信環境や使用ツールの動作確認を行っておく
- オフセ以上に相手を思いやったプレイを心がける
- こちらの様子が見えないからといって、他事をしない
事前に通信環境や使用ツールの動作確認を行っておく
オンセを行うにあたって、通信環境は最重要です。半テキセやボイセの場合、通信環境が悪いと、お互いの声が聞き取りにくくなり、シナリオの進行にも影響します。
また、使用ツールについても忘れずに動作確認を行いましょう。直前になって使い方がわからない・ログイン出来ないとなると、GMや他のPLを待たせてしまうことになります。
他の参加者に迷惑をかけないためにも、通信環境・使用ツールの確認は、事前に行っておきましょう。
オフセ以上に相手を思いやったプレイを心がける
オフセとオンセの最大の違いは、コミュニケーションです。対面ならば、相手の表情で気持ちを感じ取ることも出来ます。一方でオンセでは、相手の顔を見ることが出来ません。
何気ない言葉で相手を傷つけてしまわないためにも、オフセ以上に相手を思いやった行動を心掛けましょう。
こちらの様子が見えないからといって、他事をしない
オンセの場合、お互いの様子がわからないので、つい他事(ネット・ソシャゲなど)をしてしまうこともあります。ですが、これらは進行遅延の原因にもなりますし、バレたら他の参加者のモチベーションにも関わります。
セッション中は、セッションに集中して全力で楽しみましょう。
まとめ
本記事では「TRPGをやりたいけど、近くに一緒に遊べる友達がいない」、「遠く離れた友達とTRPGを遊んでみたい」といった方に向けて、オンラインセッション(オンセ)について解説してきました。
オンセのメリット
- ネット環境さえあれば良いので場所を選ばずいつでも遊べる、プレイヤーが多い
- 判定時に自動で計算してくれるため、計算が楽
- 現在の状態を書き換えやすいため、状態異常やバフなどの管理が楽
- ログが残るので、後から見返して楽しめる
オンセならば距離や場所を気にせず、誰とでも遊ぶことが出来ます。本記事で少しでもオンセに興味を持ってくれた方は、ぜひ一度オンセに挑戦してみてください。
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