TRPGの魅力の1つがロールプレイです。様々なキャラクターになりきって、仲間とともに物語を紡いでいく楽しさは、一度経験したら忘れられません。
みなさんの中にも、ロールプレイが一番好きという方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、ストリテラです。ストリテラは、初心者にもおすすめなロールプレイ重視のシステムです。
本記事では、ロールプレイ好きな方に向けて、ストリテラの特徴や始め方を解説していきます。本記事でストリテラについて学んで、一緒にロールプレイを楽しみましょう!
こんな方におすすめ
- ロールプレイが好きな人
- ストリテラに興味がある人
- 戦闘や謎解き以外のTRPGを遊んでみたい方
ストリテラとは:ロールプレイ重視のTRPG


ロールプレイって楽しいね!
もっとロールプレイが楽しめるシステムを教えて。



それなら、ストリテラがおすすめだよ。
ストリテラは様々なシチュエーションで遊べるロールプレイ重視のTRPGです。
プレイヤーは、勇者になって魔王城へ行ったり、学生になって恋愛したりと様々なシチュエーションで遊ぶことが出来ます。
誰にだって、人には言えない秘密がある。
人には、誰にだって他人には言えない秘密があるものです。
平凡な会社員だ。
――諜報員(スパイ)である。
風紀委員長である。
――人気アイドルだ。
主人に仕えるメイドだ。
――世を忍ぶ吸血鬼だ。そんな、表と裏を抱えた人たちが出会った時に始まる物語を一緒に作ってはみませんか?
KADOKAWA公式サイト ストリテラの製品紹介より引用
必要なものは、シナリオとキャラクターの抱えた【オモテ】と【ウラ】の設定だけ。
時代も舞台も思いのまま。時には観客も巻き込みながら、
会話をすることで物語が創れるお手軽で濃密なRPGをぜひ、お楽しみください。
ストリテラの特徴として、決まったシナリオや戦闘はありません。プレイヤーに与えられるのは各々の設定とシチュエーションだけであり、物語の結末は完全にキャラクター次第です。
ストリテラ(公式サイト)
- ジャンル:オールジャンル
- 推奨プレイ人数:4人程度
- プレイ時間:2~4時間程度
- 使用ダイス:無し
ストリテラの特徴
- シナリオが無いため、結末はロールプレイ次第
- ルールが簡単なので初心者でも遊びやすい
- ネタバレが無いので、同じシナリオを何度でも遊べる
- 設定やシチュエーションを変えることで、多様なシナリオが遊べる
- シナリオが無いので、GMがいなくても遊べる
- 短時間で遊べるので、オンラインセッションにも向いている
ストリテラの雰囲気を知りたい方は、ロクさんの「DoomShare」がおすすめです。
ストリテラの特徴 実際に遊んで感じた魅力と残念な点


私が実際にストリテラを遊んで感じたストリテラの魅力と残念だった点について解説していきます。
ストリテラの魅力7選
- シナリオが無いため、物語の結末はロールプレイ次第
- ルールが簡単なので初心者でも遊びやすい
- オモテとウラのあるキャラクター同士の掛け合いで物語が進んでいく
- ネタバレが無いので、同じシナリオを何度でも遊べる
- 設定やシチュエーションを変えることで、多様なシナリオが遊べる
- シナリオや管理すべき項目が無いので、GMがいなくても遊べる
- 短時間で遊べるので、オンラインセッションにも向いている
シナリオが無いため、物語の結末はロールプレイ次第
ストリテラの特徴として、決まったシナリオはありません。TRPGとしては珍しく、ダイスを振ることもありません。
物語の結末は、完全にキャラクターのロールプレイ次第です。ロールプレイを通して物語が紡がれる楽しさを味わいたい方には、おすすめです。
ルールが簡単なので初心者でも遊びやすい
ストリテラはルールがとてもシンプルです。複雑な戦闘や謎解きがないので、初心者でもすぐに遊べます。
公式サイトには「2ページでわかる『ストリテラ』を遊ぶ流れ」も掲載されており、これだけでもルールはほぼOKです。



公式サイトでは、ルールブック収録のシナリオ3本と、ココフォリア用素材も配布されています。
いつでも誰でも簡単に遊ぶことが出来ます。
オモテとウラのあるキャラクター同士の掛け合いで物語が進んでいく
システム名に「オモテとウラのRPG」とあるように、各キャラクターは、みんなが知っているオモテの設定と、自分しか知らないウラの秘密を持っています。
裏表のあるキャラクター同士の掛け合いで、物語が予期せぬ方向に転がっていくこともストリテラの楽しさです。
ネタバレが無いので、同じシナリオを何度でも遊べる
ストリテラでは、プレイヤーが知っているとまずい情報はありません。そのため、同じシナリオを何度でも遊ぶことが出来ます。
実際に遊んでみると、シナリオは同じでも配役やプレイヤーが異なれば、内容も大きく変わってきます。1つのシナリオで、無限の物語が見られるのもストリテラの魅力です。
設定やシチュエーションを変えることで、多様なシナリオを遊べる
ストリテラにてプレイヤーに与えられるのは、キャラクターの設定とシチュエーションだけです。言い換えれば、設定やシチュエーション次第で、どんなシナリオも遊べます。
基本ルールブックだけでも、勇者になって魔王城へ行ったり、学生になって恋愛したりと10種類のシナリオが掲載されています。様々なシナリオがあるので、あなた好みのシナリオもきっと見つかるはずです。



収録シナリオの詳細については、公式サイトをご覧ください。
おすすめは「は? 恋とかしてませんし!?」です。
シナリオや管理すべき項目が無いので、GMがいなくても遊べる
ストリテラは決まったシナリオや管理すべき項目はありません。
そのため、GM無しで遊べます。遊ぶ際のハードルが低いので、やってみたいシナリオを見つけた際は、どんどん周りを誘ってみましょう。
短時間で遊べるので、オンラインセッションにも向いている
ストリテラのシナリオは、短時間で遊べるものがほとんどです。実際に、ルールブックに掲載されているシナリオ10本は、どれも1〜2時間程度で遊べます。
オンラインで遊ぶ場合、対面で遊ぶ場合に比べて時間がかかる傾向にありますが、ストリテラならば短い時間でも充実したセッションが可能です。



オンラインセッションについては、「オンラインでTRPGを遊ぼう」で詳しく解説しています。
ストリテラの残念な点2選
- 会話シーンは1:1なので、ロールプレイが限定される
- シーン数の関係で全員と絡めない
会話シーンは1:1なので、ロールプレイが限定される
ストリテラのロールプレイは、基本的に1:1での会話です。
複数人での会話や、みんなでわちゃわちゃした展開などは難しい感じました。せっかくなので、みんなで話せるようになると、もっとカオスな展開が見られるかなと。
シーン数の関係で全員と絡めない
ストリテラでは、基本的にキャラクターがシーンに出られる機会は2回(主演と助演)です。
そのため、キャラクターが4人以上いる場合は、どうしても関われないキャラクターが出てきてしまいます。



絡みがなく終わっちゃうのは寂しいので、身内で遊ぶ際は、シーンを増やして遊んでます。
ストリテラはどんな人におすすめ?


ストリテラをおすすめする方
- ロールプレイや物語を楽しみたい方
- TRPG初心者の方
ロールプレイや物語を楽しみたい方
ストリテラには、あらかじめ決められたシナリオはありません。物語の結末は、キャラクターのロールプレイ次第です。
ロールプレイや、そこから紡がれる物語が好きな方は、きっと楽しめると思います。
TRPG初心者の方
ストリテラのシステムは、とてもシンプルです。複雑な戦闘や謎解きもありません。
TRPGに興味がある方や、ロールプレイをしてみたい方の入門用としてもおすすめです。
逆に、複雑な謎解きや戦闘を楽しみたい方には、物足りない内容になってしまうかもしれません。自身にあったシステムについて方は、「ジャンル別システム紹介」も参考にしてください。
ストリテラの流れ





ストリテラっておもしろそう!
実際の遊び方も教えて



ストリテラは、キャラクター作成と3つのチャプターで進んでいくよ
ストリテラの流れ
- キャラクター作成
- オープニングチャプター
- メインチャプター
- エンディングチャプター
キャラクター作成
ストリテラのキャラクターには、みんなが知っている「オモテの設定」と、自分しか知らない「ウラの秘密」があります。まずは、みんなで「オモテの設定」と「ウラの秘密を」見て、誰がどれをやるかを決めます。
設定・秘密が決まったら、それを元に、自分のキャラクターを考えていきます。
キャラ作りのコツは、「魅力的なキャラクターの作り方」で詳しく解説しています。



キャラクターの詳細は、細部まで決めなくても大丈夫です。
設定は遊んでいる中で勝手に生えてきます。
オープニングチャプター
シナリオの指定に合わせたシーンをみんなで演じるチャプターです。
オープニングの目的は、キャラクター紹介やキャラクター同士の関係性の把握です。
オープニングでキャラクター同士の関係性や、他のキャラクターのおおまかな性格を把握しておけば、メインチャプター以降もロールプレイがやりやくすくなります。
メインチャプター
各キャラクターは、1回ずつ主演(シーンプレイヤー)となって、助演(もう一人のシーンプレイヤー)とシーンを選択します。
主演と助演は、そのシーンに沿ってロールプレイをしていきます。
各シーンには、キーワードが設定されているので、ロールプレイに迷った際は、キーワードを参考に行動すれば物語も自然に進んでいきます。
みんなが主演と助演を1回ずつ行ったところでメインチャプター終了です。



各シーンで最 各シーンで最もキーワードに沿った行動をしたキャラクターはフラグポイントを獲得できるので、積極的にキーワードを狙っていきましょう。もキーワードに沿った行動をしたキャラクターは、フラグポイントを獲得できます。
積極的にキーワードを狙っていきましょう。
エンディングチャプター
エンディングでは、フラグポイントが最も多いキャラクターがシーンプレイヤーとなって、ウラの秘密の達成のための行動や達成された後の場面を描きます。
みんなで遊んできたシナリオの結末であり、流れ次第では予想もしていなかった方向に行くこともあります。
まとめ
本記事では、ロールプレイ好きな方に向けて、ストリテラの特徴や始め方について解説してきました。
ストリテラは、初心者にもおすすめなロールプレイ重視のシステムです。
ストリテラ(公式サイト)
- ジャンル:オールジャンル
- 推奨プレイ人数:4人程度
- プレイ時間:2~4時間程度
- 使用ダイス:無し
ストリテラの特徴
- シナリオが無いため、結末はロールプレイ次第
- ルールが簡単なので初心者でも遊びやすい
- ネタバレが無いので、同じシナリオを何度でも遊べる
- 設定やシチュエーションを変えることで、多様なシナリオが遊べる
- シナリオが無いので、GMがいなくても遊べる
- 短時間で遊べるので、オンラインセッションにも向いている
本記事でストリテラに興味を持ってくださった方は、ぜひ一度遊んでみてください。ロールプレイ好きなら、きっと気にいると思います。
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